ドクターズインタビュー

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1965年開院、地域に愛され続ける医院を継承。2代目院長として「町医者」の理念を受け継ぐ

1965年開院、地域に愛され続ける医院を継承
2代目院長として「町医者」の理念を受け継ぐ

桐村医院の歴史について教えてください

桐村医院の歴史について教えてください

当院は1965年に私の父が開院した医院で、私は2代目院長となります。父も医師でしたので、小さい頃から診療する姿を見て育ち、自然と医師になるものだと思っていました。家業を継ぐという感覚に近かったかもしれません。

聖マリアンナ医科大学を卒業後は昭和大学の消化器科で経験を積み、2008年に私が院長に就任するタイミングで当院をリニューアルしました。建物を新築し、診療科目も父の時代の外科から内科・消化器科・小児科に変更しました。また、以前はバリウム検査を行っていましたが、胃カメラ検査に切り替えるなど、診療内容も現在の形に整えました。

なぜ消化器科を専門に選ばれたのですか?

将来的に父の医院を継ぐことを前提に専門分野を考えました。消化器科は食道から胃、大腸、肝臓まで、一般の方が思い浮かべる臓器の多くをカバーしています。腹痛などの初期症状を診る際にも役立ちますし、地域医療の窓口として幅広い症状に対応できると考えたからです。

地域の「町医者」として、まずは診察させていただく。そして大きな病気を見逃さず、必要に応じて適切な医療機関への橋渡しをする。そうした役割を果たすために、消化器科の知識と経験が活かされていると感じています。

「親しみやすさ」を大切に。患者様に寄り添う地域密着の医療を実践

「親しみやすさ」を大切に
患者様に寄り添う地域密着の医療を実践

「町医者」として大切にしていることは?

「町医者」として大切にしていることは?

言葉で表現するのは難しいのですが、昭和のイメージの「町医者」でしょうか。患者様が「こんにちは」と気軽に声をかけて、相談や立ち話ができるような、そんな親しみやすい関係性を目指しています。

そして地域密着で、困った時に頼れる存在でありたいと思っています。診療時間外でも、可能な範囲で電話やLINE・メールでのご相談に対応していますし、急を要する場合は適切な救急病院をご案内することもあります。

コロナ禍では発熱外来も継続して行い、地域の皆様の健康を守る役割を担ってまいりました。

どのような患者様が通院されていますか?

長い歴史のある医院ですので、私が生まれた頃から通院されている患者様もいらっしゃいます。親子3代で通院されているご家族も多く、地域の皆様に愛され続けていることを実感しています。

一方で、コロナ禍で当院が発熱外来を行っていたこともあり、遠方から新たに通院してくださる患者様も増えました。初診の患者様も多く、様々な症状やお悩みでご相談いただいています。

内科・消化器科の専門性を活かした診療。総合的な判断で患者様の健康をサポート

内科・消化器科の専門性を活かした診療
総合的な判断で患者様の健康をサポート

内科診療の特徴について教えてください

内科診療の特徴について教えてください

内科では高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の管理を中心に、風邪やインフルエンザなどの急性疾患まで幅広く対応しています。さらには循環器系の不整脈やアレルギー疾患など、総合内科として可能な範囲でご相談を承っています。

生活習慣病の治療では、まず食生活や運動習慣の改善をお勧めし、それでも数値が改善されない場合にお薬での治療を検討します。患者様の気持ちに寄り添い、無理のない範囲で生活習慣の見直しをサポートしています。

消化器科では、どのような検査や治療を?

胃痛や腹痛、胸焼け、吐き気などの症状について、詳しい問診を行った上で必要な検査をご提案します。胃カメラ検査では経口・経鼻どちらにも対応しており、患者様のご希望に添いながら負担を軽減するよう心がけています。ピロリ菌の検査・除菌や、便潜血検査なども実施しています。また、胃腸炎による嘔吐で水分が摂れない方や体調不良の際には、4台のベッドを設置した処置室で点滴治療も行っています。

より専門的な検査が必要と判断した場合は、患者様のご希望もお聞きしながら、地域の連携病院へ迅速にご紹介しています。患者様がインターネットで病気について調べて心配されることもありますので、可能性のある病気について丁寧に説明し、安心していただけるよう努めています。

地域医療のやりがいと使命感。患者様の感謝の言葉が何よりの励み

地域医療のやりがいと使命感
患者様の感謝の言葉が何よりの励み

感染症への取り組みについて教えてください

感染症への取り組みについて教えてください

ご高齢の患者様が多い地域の特性を考慮し、感染症対策は現在も徹底しています。発熱症状のある患者様は事前予約制とし、他の患者様とは動線を分けて診療を行っています。

インフルエンザやコロナウイルスの迅速検査では、15分程度で結果をお伝えできる体制を整えています。私たちスタッフも感染対策を徹底し、患者様同士の感染を防ぐよう細心の注意を払っています。待合室で横にいる方から感染してしまうようなことがないよう、安心して受診していただける環境づくりに努めています。

健康診断や予防接種も行われている?

はい、一般健診から企業健診、特定健診まで幅広く対応しています。川崎市のがん検診では胃がん検診と大腸がん検診を実施しており、地域の皆様の健康維持に貢献しています。

予防接種では定期接種・任意接種の両方に対応しており、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチン、HPVワクチンなど、年齢や必要性に応じて様々なワクチンを取り扱っています。

地域医療に携わる中で、やりがいを感じる瞬間は?

地域医療に携わる中で、やりがいを感じる瞬間は?

患者様から「ありがとう」と感謝の言葉をいただいた時が、一番やりがいを感じる瞬間です。口コミで良い評価を書いてくださったり、次回来院時にご家族から「良くなりました」と言われたりすると、この仕事をしていて良かったなと思います。

大学病院と地域のクリニックの大きな違いは、患者様との距離の近さだと思います。専門特化が進む中で、当院は幅広い症状に対応する総合的な診療を大切にしています。丁寧な問診と患者様お一人おひとりに寄り添う姿勢こそが、地域医療の真価だと考えています。

これからも地域の皆様の健康パートナーとして。気軽に相談できる「かかりつけ医」を目指して

これからも地域の皆様の健康パートナーとして
気軽に相談できる「かかりつけ医」を目指して

最後に、地域の皆様へメッセージをお願いします

最後に、地域の皆様へメッセージをお願いします

当院は1965年の開院以来、長年にわたって地域の皆様に支えられて診療を続けてまいりました。2代目院長として、父から受け継いだ地域密着の「町医者」としての理念を大切にしています。

困った時に気軽に相談していただける存在でありたいと思っています。どんな小さな症状でも、体調に不安を感じることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。当院で対応できることは責任を持って診療いたしますし、より専門的な治療が必要な場合は適切な医療機関をご紹介いたします。

患者様お一人おひとりに寄り添い、地域の皆様の健康を守るパートナーとして、これからも努力してまいります。何かご不安なことがございましたら、いつでもお声かけください。

診療時間
9:00~12:00 -
〜14時

〜12時
15:00~19:00 - - -

休診日:木曜・第2、4、5日曜・祝日

受付終了時間:平日18:30、土曜日13:30まで
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